ひとつ.渇きを訴える者に近づいてはならない.
ひとつ.島に動く闇を見てはいけない.
ひとつ.闇に堕ちた者は,永遠の渇きに囚われる.
主人公達は就業旅行のさなか,興味本位でとある島を見学しようとした.古い因習が最近まで残っていたと言われる島を.
しかしその島へ向かう手段はなく,途方に暮れていると,ミステリアスな女性の誘導で,その島へとたどり着く事が出来た.
そこは無人島.当たり前ではあるが,噂を裏付けるようなモノは無かった.
しかし,突如襲った大雨と地震をきっかけに,島は姿を変えた.
それまで木々など無かった島は姿を変えた.不気味な山がそびえ立ち,しかも島内には人が生活している様子があった.
異変に驚き,この島を脱出しようとする一同.だが,自分達の乗ってきた船は,自分達をこの島に連れてきてくれた女性共々,姿を消した.
そして,どうすることもできないまま,夜が訪れた.
この島から出る事が出来なくなった一同は,島の施設で一晩を明かす事となってしまった.
夜が更け始めた頃.灯りもなく,人の気配の無かった島に,突如として祭の囃子が響き渡る.
主人公達は,その音の元を探るため,移動を開始する.
それが,悲劇の始まりとも知らずに…….